通りすがりの腐男子 太陽は罪な奴(中村かなこ)
彷徨う異邦人
通りすがりの腐男子
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太陽は罪な奴(中村かなこ)
2008-11-11-Tue  CATEGORY: リブレ出版
太陽は罪な奴 (ビーボーイコミックス)太陽は罪な奴 (ビーボーイコミックス)
(2008/01/10)
中村 かなこ

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作者にとってこれが初のBL本、とのことです。
ちなみに自分にとっては恐らく10数年ぶり、というのもその以前に見た作品は
確かマンザイものだったような気がします。
ついでにいうとその作品はBLではなかったような気はするのですが、
やたら男性キャラが熱かった印象があります。

……ということで恐らく干支も一回りするくらいぶりにこの方のコミックスを手に取りました。
タイトルの作品も干支までもはいかなくても10年ほど前の作品でした。
特にああ、これって過去っぽい、と思わせたのが、「ゲムボ」のフレーズです。
そうか「ゲムボ」か……。
何とも時代を思わせた瞬間でした。

しまった、なかなか本題に入れない(笑)


元々、表紙の絵の印象が強くて入った感もあるんですけど、特に左の方(矢田先輩)
の描写がまあ、何とも、というか、こう、いいんですね。

一見硬派で無愛想に見えるけど、かといって無口というわけでもなく、
心に思ったことを包み隠さずにストレートに口に出来る人。
そして、その一言一言がとても聞く側の心を射抜くような感じが見た目以上の
スケールの大きな人間性を思わせます。

一方、右の年下クン(渡辺)は先輩よりも背が高くて、ニブくてたくましくて、
あこがれてた、ってことだけでいきなり先輩にキスを仕掛けてしまうことが
出来るくらいの何ともそれこそ猪突猛進を絵に描いたようなキャラ。

「オレこの人になら、こんなこともできちゃうんだなぁって、すげー手っ取り早く思い知った」

そんなキャラだから結果的には先輩の唇を奪うどころかもっと大事なところも
奪ってしまう。

けれど、先輩の家を出た後で雪の中を歩くシーンでさっきのことを単純にああ、よかった、
といったような達成感や満足感に浸らせずに、あえて気持ちを「かみしめる」という
フレーズにしたことでより自分のしてしまったことに対してより実感を深めさせようと
してる描写が何とも心憎いところです。

そして主人公は二度「胸がいっぱい」になります。
最初はさっきの雪の日の帰り道、そして二度目は先輩から帰りに一緒に帰ろうと
誘われた後、ネットの向こうで練習しているのを見ている途中。

けれど最初と二度目とでは明らかに「胸がいっぱい」になる理由が違っている。
しかも先輩の背後に照りつける太陽の日差しが、その気持ちを主人公により
深く刻み込ませるにあたって何とも効果的なこと!

ページ数が思ったよりも少ないのでその分、ひとつひとつのシーンに込められた思いが
後になってじわじわくるような、そんな作品です。

あえてここで言うまでもなく太陽とは、    です。



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